大掃除の基本は「上から下へ・奥から手前へ」
ホコリやゴミは上から下へ落ちてきますので、たとえば室内なら天井から壁、床へと掃除していくのが基本。
スペースの奥から出口へ向かって、ホコリを効率的に追い出すように掃除しましょう。
汚れによって使う洗剤を見極めよう!
使う洗剤を見極める
■一般的な汚れには「合成洗剤(中性)」
住まいのホコリ汚れ(食器洗い、浴室掃除など)は、界面活性剤の働きで汚れを浮かせて落とす中性洗剤でOK。
毎日のお手入れに出番の多い洗剤です。
使える材質も多く安心して使用できますますが、水拭きや水で洗い流して成分が残らないようにしましょう。
■シミや頑固な汚れに「漂白剤」
成分の化学反応でシミや汚れを分解し、漂白作用を発揮するもの。
「塩素系」
漂白パワーが強力で除菌力に優れる。浴室タイルの目地のカビ汚れなどに最適。
「酸素系」
塩素系に比べて効き目がおだやか。脱脂力が強く、油汚れ向き。
※塩素系の洗剤と酸素系の洗剤は、混ざると有毒なガスが発生して危険です。注意書きはしっかり確認しましょう。
■こびりついた汚れに「クレンザー(研磨剤)」
細かい粒子によって物理的に汚れを削り落とすもの。
こびりついた汚れに効果的ですが、こする時に力を入れすぎると表面が傷ついてしまうので注意が必要です。
頼りになる「重曹」と「クエン酸」
効果的に使い分けよう
お掃除アイテムとしてすっかりポピュラーになったクエン酸と重曹。
でもどんな汚れにも万能というわけではありません。
それぞれ、アルカリ性の汚れ・酸性の汚れを中和して落とします。違いを確認して効果的に使い分けましょう。
■皮脂汚れ・油汚れには、アルカリ性の「重曹」パワー
大部分の汚れに使えるのが「重曹」。重曹には“酸性の汚れ”を落とす力があります。
特にキッチンの油汚れや、皮脂汚れが付着したバスグッズなどにおすすめ。
■水垢には、酸性の「クエン酸」が有効
シンクに付いた水垢は、水道水のカルシウム成分(アルカリ性)が蓄積したもの。
クエン酸ががよく効きます。浴室や洗面台の鏡に付いた水垢、トイレの尿汚れにも。