遺品整理時期に多いのは?
遺品整理時期にはこれといった決まりはないので、いつ遺品整理を始めても大丈夫です。
しかし、いつまでも遺品整理をしないというわけにはいきません。
遺族が気持ちを切り替えるためにも遺品整理は大切です。
そこで、遺品整理を始める時期として最適な例をご紹介いたします。
四十九日のあと
四十九日は「忌明け(きあけ)」といわれ、亡くなった方が次に旅立つ先が決まった日とされています。
そして遺族の方は、この日を境にまた元の生活に戻るための日とされているのです。
遺族の気持ちとしてもある程度整理がつく時期とされています。
そのため四十九日のあとに遺品整理を始める方が多いです。
また、四十九日なら遺族が一同に集まるので、
遺族全員で整理をするために四十九日のタイミングで遺品整理をする方も多いとされています。
手続きが終わったあと
亡くなった方の遺産相続に関する手続きなど、お金に関する手続きを終えてからという方も多いです。
相続に関する手続きの場合、10カ月以内に申告をしなればいけません。
そのため10カ月以内には手続きを済ませるために整理を始める必要があります。
遺品整理前に探さないといけないものもある
法事などを終えて気持ちも落ち着いたら、
いよいよ遺品整理時期を決めて仕分けの準備を始めなければいけません。
しかし、遺品整理を始める前に探しておいた方がいいものがあります。
それは亡くなった方の手続きに関する書類です。
例えば役所に出さないといけないものなどは、すぐに整理して届け出さなければいけません。
以下のものは遺品整理を始める前に探し出しましょう。
▶︎銀行や年金などの通帳類
▶︎クレジットカードやマイナンバーカードなどのカード類
▶︎携帯電話や公共料金などの契約書
▶︎役所に登録がされている実印
▶︎株や小切手などの有価証券
▶︎土地や不動産など権利関係の書類
これらの書類は解約や変更などに期限があるため、
遺品整理を始める前に見つけ出してすぐに手続きをすませる必要があります。
遺族でも知らなかった契約書が出てくる場合もあるため、
手続きに関する書類が残っていないか早めに確認しましょう。