遺品整理には、さまざまな困りごとが出てくるものです。
しかし、実際に作業を始める前に理解しておくことで、
心構えができるほか万が一問題が発生しても最小限に食い止めることができますよ!
遺品整理でよくある困りごと
遺品整理でよくある困りごとについて解説します。それぞれ確認しておきましょう。
量が多い
長年生活していると、物量が想像以上に多いものです。
今は使わなくてもいつか使うときのために保管していたものなど、
押し入れやクローゼットにたくさん眠っていることも多くあります。
特に、ものを捨てることを嫌う人の遺品整理は仕分けだけでも大変です。
形見分け要求がある
遺品整理では、親族から形見分けの要求があるケースもあります。
たとえば、貴金属類や絵画などで資産価値があるものにかんしては狙っている人がいてもおかしくありません。
しかし、形見分けをどのように進めるかについては特定の親族だけの意見を優先しないでください。
後日大きなトラブルになります。
価値がわからない
遺品の判断基準として「資産価値のあるもの」が挙げられます。
しかし、価値がわからないという問題も出てくるのです。
価値があると思っても市場価値が無いものや、逆に意外なものに資産価値があることもよくあります。
ひとりで遺品整理をするのではなく、業者を交えて進めた方がいいでしょう。
賃貸住宅の退去問題
賃貸住宅に住んでいる場合、入居者が亡くなった後は速やかに原状回復をして退去をする必要が出てきます。
そのため、遺族は遺品整理を急ぐ必要があるのです。
物量が多かったりごみ屋敷だったりすると大きな負担になることは否定できません。
賃貸住宅の場合は、速やかに作業を進めることが必要です。
ごみ屋敷問題
遺品整理で最近問題になっているのが、ごみ屋敷問題です。
特に、ひとり暮らしの高齢者は、体力や判断力の低下によってごみや不用品を捨てることができなくなります。
すると、家の中がごみや不用品であふれてしまうというわけです。
害虫発生や病原菌繁殖など衛生面でのリスクもあるため、
自分たちだけでごみ屋敷を片付けるのは実質不可能と考えた方がいいでしょう。
そのほかの困りごと
そのほか、デジタルデータの扱いについても決めておく必要があります。
パソコンやスマホ、そのほかの記録媒体に保管してあるデジタルデータにかんしても
破棄をするべきか保管しておくべきか考えておきましょう。
デジタルデータには、大切な思い出のほかに個人情報が含まれているため、流出すると思わぬ事態を引き寄せます。
デジタルデータも、遺品整理の対象としてきちんと管理しましょう。
遺品整理でトラブルを起こさないためのポイント
・遺品整理をする現状を正確に把握する
・実際にどんなトラブルが起きそうか考えてみる
・想定できるトラブルに備えて適切な準備や対応をする
遺品整理は、計画力が大切です。そのためにも、遺品整理に詳しい人や業者の力を借りてみませんか?