前回の続きリユースについてご紹介したいとおもいます!
リユースのメリット
では、物をリユースすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
リユースは、物をそのままの形でもう一度使うので、
リサイクルのように運搬や再生にかかる手間や費用が必要ありません。
製品を作るために必要なエネルギーを使わないので、資源問題の根本を考えた方法だと言えます。
さらに、リサイクルが必要とするような再生のための大規模な施設も不要です。
中古品をもう一度再販売することができるので、過剰な生産や消費をおさえることもできます。
再利用する側にとっても、新品を購入するよりも、
リサイクルショップなどでリユースのものを購入したほうが安く手に入れることができるというメリットがあります。
近所の人や知り合いなどに使わなくなったものをあげることもあるでしょう。
フリーマーケットやバザーなどで、古着や日用品などを売りに出すこともあるかもしれません。
自分にとっては不要品でも、それが必要としている人の手に渡るとき、相手が喜んでくれるのを見ることもできます。
リユースのデメリット
どんなものにも、メリットがあればデメリットもあります。
リユースをすることによって生じるデメリットも考えてみましょう。
まず、中古品を再利用して販売することによって、新しい商品の生産量や販売量が減少するので、
産業や経済成長が衰退してしまうという見方があります。
さらに、家電などの機械を修理して使おうとしても、
修理代金が思ったより高くついてしまい、新しいものを購入するときの費用とそれほど変わらない
という場合もあるかもしれません。
ネットオークションやフリマアプリなどでの販売もリユースと言えますが、
顔の見えない相手と取引をすることになるため、トラブルが生じやすいというデメリットもあります。
こうしたデメリットも頭に入れながら、賢いリユースの方法を考えていくことが必要です。
リユースはエコで素敵な生き方
景気の衰退にともない、最小限の物で暮らすミニマリストという生き方が注目され、
ものをたくさん持たずにあるものを最大限活用することが素敵なこととされています。
物を修理したり形を変えたりしながら最後まで丁寧に使いこんでいく暮らしは、
一昔前のおばあちゃんたちには当たり前のことだったのですが、
現代においてあらためてその良さが見つめ直されるようになっています。
物を長く使い込むことで愛着がわき、さらに大切にしていこうという気持ちが強まります。
持ち物を大切にしてリユースを心がけることにより、エコで素敵な生活を始めることができるかもしれません。