生前整理なんてまだ早い、もっと歳を取ってからでも大丈夫、と思っていませんか?
生前整理は、まだ元気で体力のあるうちにやっておくのがベストとなります。
体力と気力が落ちてからあれを片付けておけばよかった、きちんと財産を調べておけばよかった。
と思っても体がついてきません。
何より落ち着いた気分で日々を暮らせません。
今回も前回に引き続き、生前整理の必要性と、生前整理の進め方などについてご紹介いたします。
処分に迷うものは?
昔の写真で、バラバラに保存してあるものは、年代ごとにひとまとめにして整理しておきましょう。
先祖代々の記録は子孫にとっても大切な宝物になります。亡くなった旦那様や奥様の洋服は捨てにくいものでしょう。
ですので、特に思い出深い何着かを残しておいて処分する方法をお勧めします。
それでも後ろ髪を引かれるという方は、写真やビデオに残しておく方法をお勧めします。
思い出の品をコンパクトに片づけられます。亡くなった方の思い出の詰まった時計や貴金属も同様です。
ですから、いくつか思い出深いものを残して処分しましょう。
生前整理の代行業者の選び方
近年、生前整理を請け負う会社が増えつつあります。
もちろん、一人でコツコツ行うことも可能ですが、引っ越しなどで急に整理が必要になった、
何をどう処分したらいいのかわからない、高齢で重いものが持てない、などの場合は、業者に依頼するといいでしょう。
生前整理を依頼するときには、豊富な経験とノウハウを持った会社に頼むべきです。
わかりやすい指標として、生前整理や遺品整理に関する資格の保有の有無があります。
一般社団法人「生前整理普及協会」が、行政機関や福祉施設などの依頼を受け、
生前整理のお手伝いをする「認定作業士」の育成も行っています。
具体的には、生前整理アドバイザー・生前整理認定作業士・生前整理診断士です。
遺品整理士、終活カウンセラーなども同じカテゴリーの資格です。
このような資格を保有している方が在籍する会社は、
責任感があり、勉強し知識を得ようという意識の高い、任せて安心な企業だと言えるでしょう。
まとめ
生前整理には、いつまでにしなければならないという期限はありませんので、ゆっくりと少しずつ始めてはいかがでしょうか。
無駄なものが減ったことにより空けることのできた部屋を客室にする、
趣味の部屋にする、定年後に始める何かしらの事務所にする、などもあらかじめ考えておくと目標ができやる気がおきます。
無理のない目標だけ立てておき、予定通りいかなければその都度修正すればいいでしょう。